自分らしく…大学病院の力  10

ついに…季節は梅雨の季節となった

紫陽花が…雨に濡れると一段と輝いて見えた

度重なる入院も終わり

主人は…普段の生活を取り戻していった

毎年…忘れずに6/9の結婚記念日を祝ってくれた!

昭和60年に結婚した私達

今年で…37年間

あっという間の…年月だった

楽しかった!もちろん…私の両親が次々に亡くなって

悲しい時もあったが…主人がいてくれたから

乗り越える事が出来た!

 

久しぶりに主人が、お肉を食べたい!と

言ったので、街中にある少し高級なステーキの

お店でランチを楽しみ…

デパートや私のショッピングにも付き添って

本当に幸せな、かけがえのない時間だった

 

6月は私達の結婚記念日であり

私の父の命日でもあった

亡くなった父が庭で大切に育てていたカサブランカ

父の葬儀の朝…開花、咲いてくれて

私も…主人とのブーケは百合の花だった

 

    公私共にお世話になっている方から 毎年…カサブランカを頂いて

 

そして…6月は父の日もあり

近くに住む息子達も加わって…食事も楽しんだ

主人の…治療も順調で

4回の化学療法も終わり

何事も、感じられる事もなく

平凡な毎日に感謝する日々だった!

 

さらに…季節は7月を迎えようとしていた!

暑い夏は…そこまで来ていた!